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愛犬にジビエ肉を食べさせたい!安全な選び方と与え方の5つの注意点|京都の農家民宿【徳平庵】かやぶき屋根の古民家一棟貸し

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2025/01/08 ジビエ

愛犬にジビエ肉を食べさせたい!安全な選び方と与え方の5つの注意点

愛犬にジビエ肉を食べさせたい!安全な選び方と与え方の5つの注意点|京都の農家民宿【徳平庵】かやぶき屋根の古民家一棟貸し

近年、SDGsの貢献にもなるジビエ料理が注目を集めています。
おいしいジビエ料理を食べさせてくれるお店も増えてきていますよね。

そんななか、愛犬用のジビエ肉も店頭に並ぶようになりました。
気になっている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

私たち人間であってもまだ口にしたことがないという人も多いなか、「愛犬にジビエ肉って大丈夫?」と思っている飼い主さん必見!!
ここでは、愛犬にジビエ肉を安全に与えるためのジビエ肉の選び方や与え方の注意点をご紹介いたします。

ジビエとは?

ジビエとは、狩猟によって得たシカやイノシシなど天然の野生鳥獣の肉のことです。
もともとは、ヨーロッパの貴族の間で発展した伝統料理でもあります。
近年、日本においては農作物を荒らす野生のシカやイノシシの駆除した際に、駆除した野生鳥獣の命を大切に活用するというSDGsの観点からもジビエが注目を集めています。

ジビエ肉は、広大な野山を駆け巡っている野生鳥獣の肉であるため、脂肪分が少なく肉が引き締まっているのが特徴です。
そのため食材として利用する取り組みが広がってきているのです。

犬はジビエ肉を食べても大丈夫?

巷ではジビエが流行っているとはいえ、まだ口にすることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
そして同時に、「犬にジビエ肉を与えても大丈夫?」と思っている方もいらっしゃると思います。

結論から言うと、人間が口にしても良いジビエは、犬に与えても大丈夫です。
人間が口にしても良いジビエ肉は次のとおりです。

鹿 赤身の牛肉に似た味で、クセが少なく食べやすいのが特徴です。
エゾ鹿はジューシーで芳醇な味わいで、ホンシュウ鹿はさっぱりした味わいです。
いのしし 脂がのっていますが、しつこくなくさっぱりした味です。
どちらかと言えば、豚肉に似ていて豚肉より旨味が強い印象です。
牛肉に似た味で、旨味や甘みが強く、臭みがないので食べやすいといえます。
うさぎ 鶏の胸肉に似ていて甘みが強く、柔らかくさっぱりした味が特徴です。
臭みはありませんが、説明しがたい鴨独特の匂いがあります。
こってりした味でありますが、素朴な味わいなのでフレンチとの相性が良いといえます。
キジ 鶏の胸肉に似た淡泊な味わいが特徴です。
カラス 食感や味は鶏の胸肉に似ています。
アナグマ 脂の甘みが強く、クセがなく食べやすいのが特徴です。
ワニ 臭みがなく、鶏肉に似た味と食感が特徴です。
カンガルー クセが少なく、牛肉に似た味と食感が特徴です。

ジビエは狩猟できる期間や地域が決められています。

そのため、なかなか手に入りにくいものも多くあります。
比較的手に入りやすいといえば、鹿肉や猪肉であるといえます。

犬にジビエを与えるメリットとは?

実はジビエ肉には高い栄養価があります。
一般的なほかの肉と比べてみると、ジビエ肉には、ビタミンBやミネラルである銅や亜鉛、鉄といった成分が多く含まれているのです。

また、高たんぱくで低脂質、低カロリーとヘルシーであるのもジビエ肉の特徴です。

このようなことから、犬がジビエ肉を食べるメリットは、3つ挙げられます。

  1. ① 食物アレルギーが起こりにくい
  2. ② 高たんぱくなので甘みや旨味を感じさせるアミノ酸が多く含まれているため、犬の食欲を引き出しやすい
  3. ③ アミノ酸スコア100の良質なたんぱく質や含まれるさまざまな栄養素が犬の健康維持に役立つ

犬にジビエを与えるときの5つの注意点

犬にジビエを与えるときの5つの注意点
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それでは、実際に犬にジビエを与えるときの5つの注意点についてご紹介いたします。

与える量に気を付ける

犬にジビエ肉を与える際、愛犬が1日に必要な摂取カロリーのうちの10%以内になるよう気をつけましょう。
おやつとして、または普段の食事のトッピングとして与えるのがおすすめです。

食物アレルギーに注意する

ジビエ肉は、比較的アレルギーを起こしにくいとされてはいますが、初めて与えるときには少量から与え48時間は様子を見ましょう

これはジビエ肉にかぎらず、初めての食物を与えるときには共通して言えることですが、与えた食物にアレルギーがある場合、食べてから30分~48時間以内に次のようなアレルギー症状が見られます。

  • 皮膚が赤くなったり痒みが出る
  • 目や口のまわり、耳を掻いている
  • 毛が抜ける
  • 足先や皮膚を舐めたりかじったりしている
  • 下痢や軟便
  • 嘔吐

上記のような症状が出た場合には、獣医師に相談してください。

生のまま与える場合にはより一層の注意を払う

ジビエ肉は野生鳥獣であるため、寄生虫や細菌、ウイルスに感染している場合があります。

生で与える場合には、マイナス20℃以下で48時間冷凍処理している、農林水産省が制定する国産ジビエ認証制度により認定された仕入れ先から購入したものなど、しっかりとした衛生管理がなされているものを選ぶことが大変重要です。

生肉に関しては、シニア犬や生肉を食べたことがない犬は特に要注意です。
海外においては、生肉を食べた犬の排泄物に含まれていた病原体が人間に感染するという事例も報告されています。

野生動物には、E型肝炎ウイルスや腸管出血性大腸菌(O157など)、サルコシスティス(肉胞子虫)といったさまざまなウイルスや細菌、寄生虫を保有している可能性があります。
E型肝炎ウイルスや腸管出血性大腸菌、サルコシスティスは、75℃で1分以上加熱することで感染性を失うといわれています。

衛生管理が充分であるか確認できないものは、充分に加熱して与えるほうが安全です。

骨は柔らかくなるまで煮込む

骨には栄養成分が豊富に含まれているので、肉と一緒に与えれば栄養バランスは抜群ですが、そのまま与えてしまうと喉に詰まらせたり、骨のかけらが喉や消化器官を傷づける恐れもあります。

骨を与える場合には、圧力鍋で柔らかくなるまで煮込んでから与えるようにしましょう。
また多くは与えないようがよいでしょう。

持病がある犬は与える前に獣医師に相談

肝臓病や腎臓病、膵炎などの持病がある場合は、与える前に獣医師に相談しましょう。

ジビエ肉には、タンパク質や脂質、鉄、銅など栄養分が豊富に含まれていることが多くあります。
栄養素の制限がある犬は、特に注意が必要です。

まとめ

ジビエ肉は、良質なたんぱく質と豊富な栄養が特徴で、犬にとっても旨味もあり味わい深く、おいしい食材だといえます。
食欲が低下した際にでも、ふりかけにすることでフードを食べてくれたり、食欲増進にもつながります。

一方、最近やウイルス、寄生虫のリスクもあるので、生肉で与える際にはしっかりとした衛生管理がなされているものを与えることや安全が確認できないものに関してはしっかりと加熱をして与えることが重要です。

美味しいジビエを愛犬に味わってもらうために、正しい方法で正しい量だけ与えるようにしましょう。

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